マサキです。
マーケティング業界では、様々な用語が存在しており
「少しは聞いたことがあるけど具体的には分からない」
そんな用語もいくつかあると思います。
今回の記事ではマーケティング用語であるバリューチェーン分析について
具体例を踏まえながら書いていきます。
そもそもバリューチェーン分析とは?
バリューチェーン分析で商品の客観的な強み、弱みを把握することが可能です。
一見難しそうに見えますが、根本的な内容を抑えると簡単に理解することができます。
では、バリューチェーン分析についてみていきましょう。
バリューチェーンの意味
3C分析、ファイブフォース分析によってお客さんの需要を発見して商品の強みを探ると共に環境分析を行なった後に
自分が提供する商品やサービスがお客さんの手に渡るまでの具体的な分析をします。
バリューチェーンとは、簡単に表すとお客さんが商品やサービスを
手にすることによって得られる価値、メリットのことを指します。
バリュー(value)が価値、チェーン(鎖)という意味が考えられますよね。
ここにおけるチェーンとは、自社商品やサービスがお客さんの元へ渡るまでの流れです。
お客さんにとって価値の有無流れについてチェーン(鎖)に
例えてバリューチェーンと表現しています。
バリューチェーンは主に支援活動、主活動の大まかな2つに分類することができます。
支援活動では全般監理、人事、労務管理、技術開発、調達活動
主活動では、購買物流、製造、出荷物流、販売マーケティング、サービス
これら一連の過程を価値を生み出す過程、ファンクションと名付けられています。
ファンクションの要素を分析していってどこの要素が弱いのか
どこが強みになっていて活かせばいいのか
という点について客観的にデータを取りながら分析をすることができるのです。
そうやって全体像から細部まで検証をしていくことによって改善するべき点が分かります。
・どんなところでコストや手間がかかっているのか
・自社商品の強みや優位性はどこなのか
これらを細分化していくことで客観的に強みや弱みを把握することが可能です。
次の章では、バリューチェーン分析の具体例を用いていきます。
バリューチェーン分析の実例
例えば、化粧水があったとしましょう。その化粧水のデータを分析してみると
20代の女性から非常に支持を得られていますが40代以上の女性にはあまり売れていないことが分かりました。
本当は40代以上の女性、富裕層をターゲットとしていきたいわけです。
そこで40代以上の女性向けをペルソナとして考えてキャッチコピーを工夫していきます。
キャッチコピーや商品をコンセプトを根本から見直した結果、売り上げが向上していきました。
これがバリューチェーン分析の実例になります。
こういった表面上は上手くいっているように見えてもデータを分析した結果
ボトルネック(弱み)になっている部分が存在しているのです。
もう一つ例を出して説明をすると商品の販売活動(プロモーション)だけ本気で力を入れたとしても
購入者サポートを疎かにしてしまったら顧客満足度は激減してしまいリピーターには繋がりません。
そこで購入者サポートを多少お金はかかっても力を入れることによってリピーターが増えて利益が生まれます。
このようにバリューチェーンを見つめ直すと普段では分からないように弱点を見つかることが多いです。
その弱みを解決していけば全体の活動がスムーズに展開できるというメリットが存在しています。
今回の具体例は僕が短時間で作ってみましたが、リアルのビジネスにおいても
バリューチェーン分析は用いれば個人、法人に限らずマーケティングに使えるということです。
いかがだったでしょうか。
バリューチェーン分析に限らず分からない点があれば、いつでも質問をいただけると幸いです。
最後までご覧になって頂きありがとうございました。